Vol.164 「旅」は人生で先送りにしてはいけない学びの宝庫


Reader さん

キャリアは生き方。

あなたの人生、あなたのキャリア
決めるのはあなた
後悔のない、あなたが主役の人生を。

グローバルキャリアコーチの大野由佳です。
本日も開封いただき、ありがとうございます。

Xin Chào!(シンチャオ)
ベトナム語でこんにちは!

夏真っ盛りの7月、
皆さまはいかがお過ごしですか?

私は先日、すこし早めの夏休みで
家族でイギリス、オランダ、フランスの3カ国を
10日間かけて巡ってきました。

東南アジアでの生活も10年目に入り
日々多様な文化に触れてはいるものの
ヨーロッパを家族で訪れるのは今回が初めて。

歴史を感じる街並みでありながらモダンで
洗練されたデザインが融合されているところ、
そして感性を刺激される美術館や博物館、
駅の佇まいにいたるまで、すべてが新鮮で
刺激に満ちた10日間でした。

旅の様子はReelにまとめてインスタやFacebookで
シェアしていますので、ぜひご覧くださいね。

https://www.instagram.com/yuka03_nlp/

https://www.facebook.com/yuka03


旅行中もストーリーズでシェアした各地の景色に
懐かしい!若い頃に訪れた記憶が蘇ってきました!など、
皆さんの思い出ともリンクする機会があり、
こうして思い出が共有できるのも
素敵なことだなと感じました。

今回の3カ国は私も初めて訪れる場所で、
同じヨーロッパといえども国や地域によって
気候や都市の風景も大きく異なり、
「なぜ?」
「どうしてこうなっているんだろう?」
という問いが自然と湧いてくる旅。

それはまさに、この世界に対する
好奇心が動いている証拠なのだと思います。

旅の途中、アムステルダムで何気なく通りかかった
ショーウィンドウに書かれていた言葉
“TRAVEL IS THE BEST EDUCATION ANYBODY CAN HAVE”
これを見てまさに!と思いました。

旅は最高の学びの機会。
机上の知識では得られないリアルな感覚や違和感
異文化への驚きや共感は、旅ならではの学びだと改めて実感しました。

そしてもうひとつ、
今回の旅で大切にしたことがあります。
それは、その土地の人と関わること。


ロンドンでは現地在住の友人や同僚を訪ね
イギリスでの生活や仕事、教育、人々の価値観、
日常の小さなことまで話を聞かせてもらいました。

地元の人との対話を通じてこそ、
旅先が「ただの観光地」ではなく
「理解しようとする場所」へと変わっていくことも
実感しました。

実際、今回の旅は長男の進学先としての大学見学も兼ねて
近い将来ここに住むとしたら?という視点で見ていたこともあり、
現地の方と言葉を交わし、暮らしを想像し、
その土地の空気を深く吸い込むような旅ができたことは
今回の旅の大きな意味だったと思います。

“いつか”じゃなく、“今”こそが行くべきタイミング

旅行を通じてあらためて思ったのは、
旅は人生で「先送りにしてはいけないこと」の一つだということ。

特に、子どもとの時間は想像以上に速く過ぎていきます。
我が家にとっても中高生のこの時期だからこそ、
同じ景色を見て、同じ話題で語り合えるのだと感じました。
親子で感想を共有できるこの時間は、本当に限られた一瞬のギフトです。

またアラフィフの身で実感したのは、
体験できること、吸収できる感度、価値観の柔軟性、
それらは年齢とともに確実に衰えていくということ。

もちろん、年齢を重ねたからこそ
深められる部分もあるかと思いますが、
新しい体験を全身で受け止められる体力と
それを今後の人生に活かすことのできる
“広がり” の可能性を考えると、
若いほどその効果は大きいとあらためて思いました。

日本や東南アジアから欧米諸国の為替や
物価を考えると躊躇してしまいがちですが、
それはこれからも同じことですし、今後はますます
“世界を体験するチャンス” が遠ざかっていくかもしれない。

むしろ、世界の「今」を肌感覚でもっておくことの方が
これからの時代を生きていく上では
大切なことなのではないかと私は考えます。

この夏、家族での旅行を計画されている方も多いかと思います。
行き先はどこであっても、旅先で出会う現地の人たち、
語られる日常の物語、交わされる笑顔や言葉など、
そうした関わりの積み重ねが「世界はそれほど遠くない」
と感じさせてくれると思います。

これからの時代を生きていく子どもたちにとって、
異なる文化や価値観を自分の体で受け止められる経験は
何よりの財産になるはずです。

皆さまにとってもこの夏が素晴らしい人生の学びの機会につながりますように!


では、今日も良い一日を!

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